【森ビル&チームラボ】さまよい探索し発見する、境界のない世界へ! デジタルアート専用美術館が6/21開業 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【森ビル&チームラボ】さまよい探索し発見する、境界のない世界へ! デジタルアート専用美術館が6/21開業

 さまよい、探索し、発見する、境界なくつながっていく1つの世界--。森ビルとチームラボが共同で、東京・お台場に開業するのが、世界初のデジタルアート専用美術館「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM:EPSON teamLab Borderless」。延べ床面積約1万㎡の複雑で立体的な巨大空間に、5つの世界と50の作品が圧倒的なスケール感を演出する。ダイキン、山下PMC、大林組、ジャパンマテリアルなどがスポンサーとして参画する。

「運動の森」。空間認識能力を鍛える 立体で複雑な運動空間

 展示面積は、森美術館の4倍に相当する約8000㎡。最大の特徴は、“ボーダーレス”。作品と作品の境界は存在しない。例えば、『おじさん』の一行は、ほかの作品の中を歩きながら館内を移動する。途中、鳥が横切れば歓声を挙げるなど、身振り手振りで行く先々の作品に対して、コミュニケーションをとり、時にリアクションする。
 作品と鑑賞者にも境界はない。壁一面に特殊なセンサーが内蔵され、鑑賞者が花に触れれば花びらが舞い、おじさんに触れればこちらに振り向いてくれる。

「おじさん」はボーダーレスで作品に入り込む

 杉山央森ビル都市開発本部計画企画部計画推進部は「世界中の人の目的地となる施設をつくりたかった。体験や感動を自国に持って帰ってもらうには、ある程度の規模が必要で、(施設規模)1万㎡はチャレンジだった」「普通の美術館は、順路どおりに進めば、すべての部屋が回れるが、ここには順路がない。分岐点を多くして迷路のようにした。細い通路とダイナミックな空間を織り交ぜて、幅広い施設設計にした」と語る。

トークセッションする 杉山氏(左)と猪子氏

 猪子寿之チームラボ代表は「すべてを見ようとすると、見えないものが何か出てくる。刻々と変化する世界に没入し、そこにいる人々と新しい体験をつくる」と意気込みを語った。
 ミュージアムは21日にオープンする。所在地は江東区青海1-3-8のお台場パレットタウン。

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