【砂防フロンティア】貴重な絵図収録 『明治時代の砂防事業の展開-近代砂防の原点を振り返る-』発行 | 建設通信新聞Digital

5月1日 水曜日

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【砂防フロンティア】貴重な絵図収録 『明治時代の砂防事業の展開-近代砂防の原点を振り返る-』発行

 砂防フロンティア整備推進機構(亀江幸二理事長)は、明治150年に合わせて冊子『明治時代の砂防事業の展開-近代砂防の原点を振り返る-』を発行。土砂災害防止月間「全国の集い」(6日、徳島市で開催)の会場や関係者に配布した。
 同機構の木村基金による公益事業として、明治期の砂防に関する資料を広く収集。直轄・府県ごとにまとめ、当時の流域図など貴重な絵図とともに、砂防事業の実施内容を解説している。
 明治の砂防事業には、オランダやオーストリアなどヨーロッパの技術が取り入れられ、日本古来の砂防技術と融合して発展していった。山腹工を主体に渓間工事も行われたが、まだコンクリートが使われておらず、たびたび出水による被災を受けた。
 明治期、どこでどんな対策工がとられていたかを物語る貴重な絵図集だ。

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