【アートを贈る会】作品と訪れる人の新たな出会いに! 兵庫県立美術館に児玉靖枝氏の絵画寄贈 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【アートを贈る会】作品と訪れる人の新たな出会いに! 兵庫県立美術館に児玉靖枝氏の絵画寄贈

 安井建築設計事務所の佐野吉彦社長が理事長を務める「美術館にアートを贈る会」は14日、兵庫県立美術館(蓑豊館長)で作品贈呈式を開いた。第5弾となる今回は児玉靖枝さんの「landscape」「深韻-水の系譜(霧雨)五」「深韻-水の系譜(霧雨)十二」の3作品を贈った。

(左から)「landscape」「深韻-水の系譜(霧雨)五」「深韻-水の系譜(霧雨)十二」

 佐野理事長は「美術館にはこれからもすべての人々にとってかけがえのない存在であり続けてほしい。そして、関わる人々が作品とともに美術館の価値、美術館のある地域の未来について前向きに連携することが重要だ。児玉さんの作品は、この場所に訪れる人々の間で新たな出会いを生むことになるだろう」と述べた。

蓑館長、児玉さん、佐野理事長(左から)

 蓑館長は「こういった取り組みは日本国内では珍しく、感謝している。これを機に、県民の方々にもっと来館していただけるよう、運営に力を入れていきたい」と謝辞を述べた。
 続いて、児玉さんは「私の作品を選んでいただき、光栄に思う。出身地の美術館で多くの方に見ていただけるので大変うれしい」と感謝を述べた。
 「深韻-水の系譜(霧雨)五」と「深韻-水の系譜(霧雨)十二」は11月4日まで、特集展「県政150周年記念 ひょうご近代150年」で展示される。
 「美術館にアートを贈る会」は2004年に発足した。作品を通じて市民と美術館、アーティストの間に確かな線、切れない糸を結んでいくことを目的に、これまで西宮市大谷記念美術館、和歌山県立近代美術館、滋賀県立近代美術館、伊丹市立美術館にアート作品を寄贈している。

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