明治土木建築請負業者列伝】明治150年記念で東保証が建設産業図書館で開催 | 建設通信新聞Digital

5月8日 水曜日

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明治土木建築請負業者列伝】明治150年記念で東保証が建設産業図書館で開催

 東日本建設業保証は、30日から建設産業図書館(東京都中央区)で、明治150年を記念した企画展示「明治土木建築請負業者列伝」を開催する。土木建築請負業の黎明期に異彩を放った4人が手掛けた仕事を取り上げ、関連所蔵資料とともに当時の建設業を取り巻く状況などを紹介する。
 取り上げるのは、高島嘉右衛門、吉田寅松、沢井市造、菅原恒覧の4人。高島は高島易断の開祖としても知られる大実業家で京浜間鉄道などを手掛け、横浜の発展に寄与した。吉田は、吉田新田(横浜市)の埋立工事を経て請負人となり、代表的な工事として舞鶴鎮守府建設などがある。
 沢井は無学の天才といわれた侠客肌の請負人で、北海道炭礦鉄道室蘭線工事などを手掛けた。菅原は、鉄道局の役人から転身して会社を立ち上げ、土木界の発展にも貢献した。丹那トンネル工事(静岡県)などを手掛けている。
 企画展示への入場は無料。4人の列伝は、30日から建設産業図書館のホームページでも閲覧することができる。