【夏休み2018】リケジョ先輩が新国立競技場完成までのプロセスを説明 大成建設のリコチャレ | 建設通信新聞Digital

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【夏休み2018】リケジョ先輩が新国立競技場完成までのプロセスを説明 大成建設のリコチャレ

 大成建設は27日、内閣府が中心となって推進する「夏のリコチャレ2018~理工系のお仕事を体感しよう!」の一環として、東京都新宿区の新国立競技場整備事業で「体感しよう~建築の仕事とリケジョ in新国立競技場建設工事」を開いた。小学校4年生から高校3年生までの女子児童・生徒46人が参加した。
 冒頭、末田優子工事課長代理が完成イメージムービーやスライドなどを使って工事概要や競技場が完成するまでのプロセスを説明した。また、日本らしさを表現するための木材の活用、現場作業の省力化や工程促進などを目的としたプレキャストコンクリートの採用といった設計や施工上の工夫や取り組みを解説した。
 続いて、工事係の野間彩花さんと設備係の大石沙紀さんが、建築に憧れて進学先を決定したことや、建設現場のスケールの大きな仕事をしたくて建設会社を選んだことなど理工系に進んだエピソードを紹介。さらに建設現場の現場監督の1日を説明し、安全管理や工程管理、品質管理などの大切さに加えて、現場作業員や建設技術者など多くの関係者が力を合わせて建物をつくる楽しさや、やりがいなどを語った。その後、参加者は現場へ移動しスタンドから競技場全体を一望した。難易度の高い屋根工事の施工状況などを見学し、競技場の大きさや完成イメージを体感した。
 質疑応答では、参加者から「足場の床の小さな穴は何か」「いろいろなクレーンをどのように使い分けているのか」といった現場で気付いた疑問や、「男性が多い現場で働く女性の大変さ」「会社の女性社員の比率」など女性の働き方に関する質問などが多く寄せられた。

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