台風21号の影響により、甚大な被害が発生した関西国際空港(大阪府泉佐野市)。7日から一部運航は再開されたものの、空港内のインフラ復旧に時間がかかっている。近畿地方整備局は同空港に排水ポンプ車を派遣し、排水作業に当たっている。
近畿整備局は5日までにTEC―FORCE(緊急災害対策派遣隊)による支援を決定、ポンプ車を派遣した。6日時点でポンプ車9台を稼働させて作業を進めているが、「現時点で先が見えない。当分続くのでは」(同局)と話す。
海上空港である同空港は、台風21号による高潮の影響で滑走路やターミナルなどが大規模に浸水。アクセスルートの関空連絡橋(長さ3750m)にタンカーが衝突した影響もあり、7日時点で通行も大幅に制限されている。