【台風21号】関西国際空港で懸命の排水作業 近畿地方整備局が排水ポンプ車を派遣 | 建設通信新聞Digital

4月24日 水曜日

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【台風21号】関西国際空港で懸命の排水作業 近畿地方整備局が排水ポンプ車を派遣

 台風21号の影響により、甚大な被害が発生した関西国際空港(大阪府泉佐野市)。7日から一部運航は再開されたものの、空港内のインフラ復旧に時間がかかっている。近畿地方整備局は同空港に排水ポンプ車を派遣し、排水作業に当たっている。
 近畿整備局は5日までにTEC―FORCE(緊急災害対策派遣隊)による支援を決定、ポンプ車を派遣した。6日時点でポンプ車9台を稼働させて作業を進めているが、「現時点で先が見えない。当分続くのでは」(同局)と話す。

関空島で懸命の排水作業が続く(近畿地方整備局提供)

 関西エアポート社によると、関空のインフラ被害について「順次調査修繕に当たっているが、(被害の)全体状況は把握しきれていない」と説明する。排水作業完了の見通しも立っていないという。
 海上空港である同空港は、台風21号による高潮の影響で滑走路やターミナルなどが大規模に浸水。アクセスルートの関空連絡橋(長さ3750m)にタンカーが衝突した影響もあり、7日時点で通行も大幅に制限されている。

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