東京都北区にあるJR山手線で唯一の踏切「第二中里踏切」の改良に向けて、JR東日本と北区が検討を進めている。両者は今後、調査設計業務の実施協定を結び、役割分担や費用負担、事業スケジュールなどを明確にする。2019年度は概略設計などを進め、20年度に改良計画をまとめる予定だ。
こうしたことから両者は、「第二中里踏切改良検討会」を設置し、具体的な検討に乗り出した。改良の方法は、立体交差化、歩道拡幅など構造改良、歩行者などの立体横断施設の設置、保安設備の整備などを想定している。
両者は今年度中に調査設計協定を結び、改良に向けた業務に着手する。道路管理者である区が半額を負担する見通し。19年度の概略設計などを経て、20年度に地方踏切道改良計画をまとめ、国交省に提出する予定だ。