【第二中里踏切】山手線で唯一の踏切を改良へ JRと北区が検討会設置 | 建設通信新聞Digital

4月19日 金曜日

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【第二中里踏切】山手線で唯一の踏切を改良へ JRと北区が検討会設置

 東京都北区にあるJR山手線で唯一の踏切「第二中里踏切」の改良に向けて、JR東日本と北区が検討を進めている。両者は今後、調査設計業務の実施協定を結び、役割分担や費用負担、事業スケジュールなどを明確にする。2019年度は概略設計などを進め、20年度に改良計画をまとめる予定だ。

第二中里踏切(photo:Hisi21)

 第二中里踏切は山手線の駒込駅~田端駅間にある。1時間の遮断時間が40分を超える“開かずの踏切”で、17年には国土交通省が「改良すべき踏切道」に指定していた。
 こうしたことから両者は、「第二中里踏切改良検討会」を設置し、具体的な検討に乗り出した。改良の方法は、立体交差化、歩道拡幅など構造改良、歩行者などの立体横断施設の設置、保安設備の整備などを想定している。
 両者は今年度中に調査設計協定を結び、改良に向けた業務に着手する。道路管理者である区が半額を負担する見通し。19年度の概略設計などを経て、20年度に地方踏切道改良計画をまとめ、国交省に提出する予定だ。

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