【とらや 赤坂店】建物の味は「簡素にして高雅」 設計は内藤廣氏 10/1オープン | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【とらや 赤坂店】建物の味は「簡素にして高雅」 設計は内藤廣氏 10/1オープン

 和菓子の虎屋(東京都港区、黒川光博社長)は10月1日、「とらや 赤坂店」をリニューアルオープンする。オープンに先立って26日に内覧会を開き、設計の内藤廣氏(内藤廣建築設計事務所)らが新店舗の内部を案内した。半世紀前に建築した9階建ての店舗から4階建ての低層に変えたのが特徴だ。
 内装には吉野のひのきを使い、一部壁面を黒しっくいで仕上げた。外観はガラス張りで自然光を採り入れ、屋根にはシンプルさと強さを兼ね備えてチタンを採用した。
 規模はS・RC・一部SRC造地下1階地上4階建て延べ2979㎡。施工は鹿島。構造設計をKAP、設備設計を森村設計が担当した。
 内藤氏は「簡素にして高雅がこの建物の味になるべきではないかと考え、簡素は扇形の敷地に扇形の建物を建てることで実現し、高雅は奥行、陰影、質感に求めた」とコンセプトを述べている。

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