【渋谷駅東口地下広場】11/1オープン 情報発信型カフェや多機能公衆トイレ備え利便性・快適性向上 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【渋谷駅東口地下広場】11/1オープン 情報発信型カフェや多機能公衆トイレ備え利便性・快適性向上

 東京都渋谷区と渋谷駅街区土地区画整理事業共同施行者の東急・都市再生機構(UR)、渋谷駅前エリアマネジメントは30日、渋谷駅東口地下広場のオープニングセレモニーを現地で開いた。地下と地上をつなぐ新たな交通結節点として、観光案内機能を備えたカフェや多機能で清潔な公衆トイレを備える。内装建築工事は東急建設、土木工事は東急建設・清水建設・鹿島JVが担当。11月1日に供用開始する。広場の下には地下貯留槽、頭上に渋谷川を移設整備する3施設同時施工で2012年に着工、15年8月には渋谷川移設を完成した。地下貯留槽は20年の完成を予定している。

新設した広場の上には渋谷川が流れる

 式典であいさつした長谷部健渋谷区長は、「道路という位置付けでできることは制限されていたが、関係者の皆さんと協力し、にぎわい空間を創出できた。地下の新しい名所として活用いただきたい」と期待を込めた。
 田中伸和UR東日本都市再生本部長は「かつてはラビリンス(迷宮)のような都市構造だったが、分かりやすく安全、安心なまちをつくることを目指し基盤整備などを進めてきた。今後も地下貯留槽や東口地上、西口広場の整備が続き、事業としては道半ば。施行者として引き続き尽力する」と述べ、東急執行役員渋谷開発事業部長の東浦亮典渋谷駅前エリアマネジメント代表理事も「長期間にわたりまちのにぎわいを維持できる空間を創出し、多様な交通機能の結節点として活用していただけるよう今後も努める」と語った。
 地下広場の広さは約1600㎡で、渋谷区が管理する。情報発信型カフェ「UPLIGHT CAFE」や、リアルとデジタルが融合した「@cosme POWDER ROOM」を備える公衆トイレにより駅利用者や来街者の利便性と快適性を高める。

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