【建設・インフラ・データ集】将来予測に活用を! 各種データを体系的に整理・集約 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【建設・インフラ・データ集】将来予測に活用を! 各種データを体系的に整理・集約

 建設業振興基金(佐々木基理事長)と建設経済研究所(竹歳誠理事長)は、『建設・インフラ・データ集(トライアル版)』を作成した。建設業に関連する施策の検討や、民間企業が独自に行う将来予測への活用を念頭に、建設産業や社会資本に関する各種データを体系的に整理・集約している点が特徴となる。将来的に専用ウェブサイトの構築を見据えている。
 作成したトライアル版は、将来的にウェブサイトでの本格的な情報発信を行うための前段という位置付け。紙ベースでの冊子にして、利用者に収録するデータの種類や内容のイメージを把握してもらうことが狙い。
 関係団体や希望する企業などに配布する一方で、建設業振興基金や建設経済研究所のホームページに近くPDF版を掲載。建設産業における情報プラットフォームの1つとして、建設企業などの積極的な活用を促す。
 トライアル版は、課題やテーマに沿って、対象となるデータをイラストやグラフで分かりやすく解説する「イラスト・グラフ編」と、それらの基礎データを一覧表に整理した「個別データベース一覧表」で構成する。
 イラストやグラフを使って、世界的なインフラの整備状況や、国内における建設投資の推移、許可業者数や就業者数、賃金の推移などの情報を整理。それぞれのデータに解説コメントを付している点もポイントと言えそうだ。
 「イラスト・グラフ編」でのデータの解説と、その基礎となっているデータベースの所在を示す「個別データベース一覧表」によって、利用者がより詳細な検討を行う場合に、基礎となっている本体のデータベースを容易に検索できる工夫を施すなど、利用者のニーズにも配慮。関連データが点在して集約されていない現状の課題解消を狙う。
 今後、トライアル版の利用状況を踏まえながら、本格的な情報発信を行うためのウェブサイトの構築に取り組む。

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