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【クローズアップ】インフラの最前線と理想をつなぐ 若手組織「In.F」が始動

最終更新 | 2024/10/07 17:37

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 インフラ業界の最前線と「理想」をつなぐ――。次世代に選ばれる建設産業を目指し、業界内外の若手で構成する「In.F」が8月から本格的に活動を始めた。業界を魅力あるものとするため、柔軟なアイデアを取り入れながら向かうべきビジョンを描き、その実現に向けた方策を探る。内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環として活動を展開し、国や行政機関への政策提言を目指す。

In.Fのメンバーの並松さん(左)とリーダーの門馬さん


 SIP第3期課題の一つである「スマートインフラマネジメントシステムの構築」は、未来の建設技術、インフラ、まちをイメージしながら、デジタルを駆使して持続可能な国土形成を実現するシステムの実装を目標に掲げる。2027年度までを期間とし、「革新的建設生産プロセスの構築」「先進的インフラメンテナンスサイクルの構築」など五つのサブ課題に基づく研究開発を進めている。

 In.Fは、これらのサブ課題を横断的に活動する。まずは、インフラの建設や維持管理に携わるあらゆる人を対象にアンケートを実施し、寄せられた現場の生の声を分析。研究開発で着目されていない業界の課題を洗い出し、その解決に向けた具体策をまとめていく。In.Fのリーダーを務めるアイ・エス・エスの門馬真帆さんは「制度上の可否にかかわらず、まずは業界を変えるために見直さなければならないことを検討したい」と説明する。

 他業界から見た建設産業やインフラの在り方、高校生や大学生が考える理想の働き方も調査する。業界内外の意見や将来の担い手の視点に基づき、建設産業の改善点を整理して政策提言にまとめ、提言内容の実行に向けた体制を整備していく考えだ。

 「これからのインフラやインフラメンテナンスを若者なりに考えてほしい」。門馬さんはある日、恩師の岩城一郎日大教授からこんな提案を受けた。担い手確保に向けて官民で魅力を高める取り組みが進む一方、依然として旧来の慣習が根強く残るこの業界を経験や年齢によらない柔軟な発想で変革してほしいという思いが込められていた。そこで門馬さんが中心となって3人で構想を練り、In.Fが発足した。自身も橋梁設計を手掛ける門馬さんは、SIPの研究開発に実務の声を生かしてほしいと考え、SIP第3期課題「スマートインフラマネジメントシステムの構築」を統括する久田真東北大大学院教授や補佐を担う岩波光保東京科学大教授に何度も思いを伝え、正式に採択されることとなった。

 現在は8人体制となり、大学の研究者や学生、シンクタンク社員、建設系ユーチューバーといった多彩な顔ぶれが並ぶ。松下政経塾に在籍する並松沙樹さんもメンバーの一人。7月に開かれた土木学会の全国土木弁論大会で知己を得た門馬さんから誘われ、In.Fに加わった。土木工学を修め、鉄道会社に勤務した経験を持つ並松さんは「社会と土木の関係に興味を持っている。政策は取り組んでみたい分野だった」と加入のきっかけを振り返る。その上で「土木の世界の中だけで活動していると自分たちも既存の枠にとらわれてしまう。外の風が入ることで一般化されるのではないか」と話し、In.Fの活動を積極的に発信することで広く周囲を巻き込んでいきたい考えを示す。

 In.Fの名前は「インフラ・ファーマーズ」に由来する。土木の世界を農場に例え、働く環境を「土壌」、建設技術を「種」、制度を「水」、太陽を「金」と見なし、これらをうまく循環させて担い手が集まる魅力的な業界にしたいとの思いを込めた。特にSIPで重視する社会実装にはニーズとシーズの合致が不可欠であり、いわば良い種を大きく育てる土壌の整備がIn.Fに求められている。門馬さんは「業種や立場、年齢にとらわれず、この業界の土壌を耕して課題解決するための自由な議論をしていきたい」と力を込める。

 活動はまだ緒に就いたばかり。まずは27年度までSIPに基づく取り組みに力を入れるとともに、メンバーをさらに増やして全国に活動を広げ、持続的な組織とすることを目指していく。

In.Fの活動の工程表

10月21日までアンケート実施/業界の障壁、魅力向上など

アンケートQRコード

 In.Fは、インフラの建設や維持管理に関わるあらゆる人を対象としたアンケートを21日まで実施している。職種や経験年数を問わず、日々の業務で業界の慣習が障壁と感じた事例や業界の魅力について現場の意見を集め、その改善に向けた施策の検討に役立てる。

 アンケートはSIP第3期課題「スマートインフラマネジメントシステムの構築」の一環として実施する。職場環境や働き方の満足度、人手の過不足、新技術導入や業界の慣習に対する受け止めなどを聞く。アンケートの結果を基に業界の改善に向けた提言をまとめ、国の政策などに反映させることを目指す。

 回答数は1万件を目指している。門馬さんは「隠れた課題を徹底的に洗い出したい。(回答は)かなりのエビデンスになる。この業界の理想的な在り方を見つけていきたい」と説明する。



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