【昭和初期華族邸宅忠実復元】旧前田家本邸洋館(東京都目黒区) 10月27日にリニューアルオープン | 建設通信新聞Digital

5月11日 土曜日

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【昭和初期華族邸宅忠実復元】旧前田家本邸洋館(東京都目黒区) 10月27日にリニューアルオープン

 東京都が修理・整備を進めてきた旧前田家本邸洋館(目黒区)の工事が完了し、27日から一般公開を再開する。当時の写真をもとに忠実に復元し、レセプション、サロンコンサートや会議などユニークベニュー(特別な会場)として利用できるように整備した。
 旧前田家本邸洋館は1929(昭和4)年、旧加賀藩主の前田家16代当主前田利為侯爵の邸宅として竣工した。昭和初期の華族の邸宅をそのままとどめ、2013年には国の重要文化財(建造物)に指定され、現在は都が所有している。規模は地下1階地上2階建て延べ約2930㎡。所在地は駒場4-3-55の目黒区立駒場公園内。
 工事は壁紙、カーテン、照明器具などを創建当初の姿に復元したほか、空調・排水設備などの更新、トイレの拡充、パントリー(収納スペース)、関連資料を公開する展示スペースなどを整備した。改修設計は文化財建造物保存技術協会、改修施工は竹中工務店・東起業JV。

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