【日本橋三越本店グランドオープン】隈研吾氏がデザイン 「白く輝く森」を表現 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【日本橋三越本店グランドオープン】隈研吾氏がデザイン 「白く輝く森」を表現

 東京・日本橋の日本橋三越本店が24日、第1期再開発(リモデル)を終えてグランドオープンした。隈研吾氏の環境デザインにより、本館1階を中心に「白く輝く森」をイメージした空間に生まれ変わった。隈氏は23日のプレビューで、柱の上に広がるアルミパネルの「樹冠」デザインなどに技術力を駆使したことを説明した。

本館1階店舗に「樹冠」を イメージした柱が並ぶ

 本館1階の柱、天井、新館の店舗など床面積にして約7000㎡をリニューアル。隈研吾建築都市設計事務所が環境デザインを担当した。
 三越伊勢丹ホールディングスの杉江俊彦社長は、「素晴らしい空間になったと自負している。これも隈研吾さんのおかげ」とあいさつした。
 隈氏は「ここは小さい時に父に連れられて来た夢のような世界だった。そんな原体験から、リニューアルでは夢の中に紛れ込んだようなものを考え、森をつくることにした。『樹冠』は照明デザイナーの面出薫さんの技術で素晴らしい輝きになった」などと述べた。本館1階は現代のアール・デコ建築を表現している。什器、家具なども手がけ、三井口には店舗の歴史を表現するステンレスの「糸屋格子」を設置した。

あいさつする隈研吾氏

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