長野県は、2018年度“信州の木”建築賞の受賞作品を決定した。応募のあった22作品から、最優秀賞に「満蒙開拓平和記念館」を選定した。16日に上田市サントミューゼで表彰式を開く。
優秀賞は木祖村にある「奥原医院」。規模は平屋建て340㎡で、設計をアーキディアック、施工を木曽土建工業が行った。
表彰式では、受賞者が作品をプレゼンテーションするほか、五十田博京都大生存圏研究所教授が「木でつくる建築の最前線」と題して講演する。入場無料。
“信州の木”建築賞は、優秀な建築物を表彰して木造建築に携わる技術者などのスキルアップを図るとともに、県民に木造建築の魅力を広く発信し、その普及に寄与することを目的としている。創設3年目の18年度は、延べ500㎡未満で、県内にある木造建築物や木質化を図った木造以外の構造の建築物、木造と木造以外の混構造の建築物を対象に作品を募集した。