【港の実態を発信 】国交省が『「港湾」の話 』を発刊 岸壁や防波堤、沈埋トンネルなどの情報も掲載 | 建設通信新聞Digital

5月18日 土曜日

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【港の実態を発信 】国交省が『「港湾」の話 』を発刊 岸壁や防波堤、沈埋トンネルなどの情報も掲載

 「あなたの夕食はどこから? 日本の99%は港から」--。
 重量ベースでほとんどの貨物を輸出入するなど経済活動や国民生活に貢献している港湾だが、働きを学べる機会が少ないという問題意識の下、本書ではその実態を示す。例えば、夕食にテレビを見ながら豚カツ、冷ややっこ、みそ汁を食べる家族が描かれているが、港がないと、明かりのない部屋で、米と野菜だけを食べる生活に一変してしまうというエピソードで分かりやすく重要性を説明する。
 港湾の基本的な役割や機能に加え、国土交通省の若手職員が編集に携わり、岸壁や防波堤、沈埋トンネルなど港湾を構成する施設に関する最高水準の知識・情報を盛り込んだ。行政やゼネコン、コンサルタント、船舶代理店、物流など港湾で活躍するアクターがインタビューを通じて語る仕事の魅力も掲載している。
 これから港湾工学を学ぶ学生はもちろん、一般の読者にも興味を持ってもらえるようにプロジェクトの写真やイメージ図を多用し、全ページカラーとなっている。(日本経済新聞出版社・1800円+税)

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