【首都高速】トンネル火災を食い止めろ! 供用前の横浜北線で火災訓練 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【首都高速】トンネル火災を食い止めろ! 供用前の横浜北線で火災訓練

消火訓練を行う首都高パトロール隊

 首都高速道路会社は8日、18日に供用開始する横浜市道高速横浜環状北線内の新横浜喚気所付近で、神奈川県警、横浜市消防局などと連携した合同防災訓練を報道関係者に公開した。4t貨物車2台、大型バス1台、乗用車4台の多重事故でエンジンから発火したと想定し、すべり台式非常口を利用した避難訓練などを行った。総勢96人が参加した。
 火災発生後、高速隊と首都高パトロールカーが到着。車線の通行止め措置を実施した。消防ポンプ車からの放水や道路脇の水噴霧設備で消火活動にあたったほか、3台の車両から自力で脱出できない運転手らを救出した。
 横浜北線は車道部と有事の際に避難通路となる道路下安全空間の2層構造となっている。2020年までの開通を目指す横浜市道高速横浜環状北西線でも同防災設備を設置する予定だ。
 訓練に先立ち宮田年耕社長は「防災設備の稼働状況や各機関の連携を確認することが第一の目的。一般の利用者にもトンネルの安全設備を認知してもらうため訓練を公開する」と意義を語った。
 閉会式では総評として高坂哲也横浜市消防局・警防部長が「正確な情報を迅速にやりとりし、効率よく救助を行う実戦訓練となった」と述べた。

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