【水辺を観光・交流資源に】19年3月末から橋梁・護岸を常設ライトアップ 東京都品川区 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【水辺を観光・交流資源に】19年3月末から橋梁・護岸を常設ライトアップ 東京都品川区

 東京都品川区は、橋梁や護岸などを常設でライトアップする「ヒカリの水辺プロジェクト」を開始する。先行して2019年3月末にも、目黒川の品川宿地区で点灯を始める。19、20年度は目黒川に加え、京浜運河、天王洲運河で順次ライトアップ整備工事を進める計画だ。
 品川宿地区では、新品川橋、品川橋、荏川橋の3橋をライトアップする。区内でも観光地として知名度が高いことから、先行実施場所に選んだ。工事は三英電業(品川区)が8640万円で落札している。LEDの照明器具を橋桁の側面や高欄に設置し、平常時は単色、イベント時は時間ごとに色を切り替えて点灯する。
 目黒川のほかのエリアや京浜運河などでもライトアップ整備を進める計画。護岸や堤防から橋梁に光を当てるなど、点灯の方法も個別に検討する。区の担当者は「区内の水辺を観光・交流資源として活用し、区内外に印象付けたい」としている。区内全体で水辺のにぎわいを生み出す検討支援業務は、プランニングネットワークに委託していた。
 整備費用は全体で約9億円を見込む。このほかメンテナンスなどで毎年1000万-2000万円のランニングコストを想定している。東京オリンピック後も当面は点灯を続ける計画だ。

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