【三井住友建設】免震タワー型マンションの新構法「Sulatto Rotary Tower」を初採用 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

公式ブログ

【三井住友建設】免震タワー型マンションの新構法「Sulatto Rotary Tower」を初採用

 三井住友建設は、免震タワー型マンションの新構法として開発した「Sulatto Rotary Tower(スラット・ロータリー・タワー)」を東京都江東区に建設する分譲マンション「Brillia Tower 有明 MID CROSS」に実案件として初めて採用した。
 同社オリジナルの集合住宅設計システム「SuKKiT(スキット)」の技術を応用・発展させたもので、扁平梁でハイサッシによる開放感あふれる眺望と、住戸内の梁型を大幅に減らした質の高い住空間、地上120mクラスまでの計画が可能な構法だ。
 スラット・ロータリー・タワーは、建物の中央部(コア部)に構造要素を集約し、建物全体のバランスを取ることで、建物外周部の梁を扁平梁にした。これにより、階高を上げることなく、主採光面でハイサッシを採用することができ、より明るく、広々と感じる部屋を合理的に実現した。
 また、これまでの一般的なタワー型マンションは、建物の住戸内に梁が架かり、住戸プランニング、設備配管計画などの弊害となっていた。スラット・ロータリー・タワーは、住戸内を横断する梁を4本まで削減し、住戸形状や住戸プラン、階による住戸プランの切替などのプランニングの自由度や、住空間の使いやすさなどが格段に向上した。
 今後、都心部案件や再開発案件など、近年の超高層マンション建設需要の高まりに応えるため、SuKKiTシリーズを中心として、安全・安心・快適な住まいづくりを目指していく。
 Brillia Tower 有明 MID CROSSの規模は、RC造地下1階地上33階建て延べ3万0629㎡。総戸数は300戸を予定。同社の設計施工で、2021年2月の竣工を目指す。建設地は東京都江東区有明1。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら