【豊島区のポテンシャルを世界に発信】Hareza池袋ホール棟など開業 グランドオープンは20年7月 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【豊島区のポテンシャルを世界に発信】Hareza池袋ホール棟など開業 グランドオープンは20年7月

 東京建物とサンケイビル、東京都豊島区は1日、東池袋で建設を進めてきた「Hareza(ハレザ)池袋」内のホール棟(東京建物 Brillia HALL)、としま区民センター、中池袋公園を開業した。オープニングセレモニーを開き、施設完成を祝った。現在建設中のオフィス棟(Hareza Tower)を含めたグランドオープンは2020年7月を目指す。ホール棟の設計施工は鹿島、としま区民センターは設計が伊藤喜三郎建築研究所、施工は松尾工務店が担当した。

ホール棟(Brillia HALL)

 セレモニーで高野之夫豊島区長は「まちを元気にしたいとの思いから文化によるまちづくりを開始し、官と民の協力で少しずつ街が変わってきた。ハレザ池袋をきっかけに区のポテンシャルを世界に発信していきたい」と完成の喜びを語った。
 一方、小池百合子東京都知事は「区長の思いがこもった素晴らしい建物が完成した。区民の皆さんがワクワクする施設になることを確信する」と述べた。
 ホール棟の施設規模はS・SRC一部RC造地下1階地上8階建て塔屋1層延べ1万0700㎡。歌劇や歌舞伎公演などを展開する1300席のホールを中心に、さまざまな文化が融合する劇場空間を目指す。
 としま区民センターはS一部RC造地下3階地上9階建て延べ9073㎡。最大484席の多目的ホールや小ホール、スタジオ、キッチンルームなど多彩な活用に対応する設備を備えた。
 20年5月の竣工を目指すオフィス棟は、S・SRC一部RC造地下2階地上33階建て延べ6万8600㎡の規模となる。設計施工は鹿島が担当している。
 ハレザ池袋の建設地は東京都豊島区東池袋1-19-1ほか。旧豊島区役所や豊島公会堂跡地の再開発事業として計画を進めている。

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