【野村不動産ら】5社連携でエネルギーマネジメント inスマートコミュニティー「プラウドシティ日吉」 | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

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【野村不動産ら】5社連携でエネルギーマネジメント inスマートコミュニティー「プラウドシティ日吉」

 野村不動産と関電不動産開発、パナソニックホームズ、関西電力、東京ガスは、横浜市で開発中の「プラウドシティ日吉」におけるスマートコミュニティーの連携・協力について協定を締結した。電力のエリア全体での融通などに取り組む。関西電力と東京ガスが家庭用分野で共同参画する初めてのプロジェクトとなる。

エネルギーマネジメントシステムの概要図

 5社の連携・協力では、複数の集合住宅と商業施設を自営線でつなぎ、太陽光発電で発電した電力やエネファームを設置している集合住宅からの余剰電力を、エコキュートを設置している集合住宅などで有効活用する。災害時には、平常時の電力負荷平準化に使用している大型蓄電池から、帰宅困難者を受け入れる施設などに電力を供給するほか、太陽光発電の電力も集合住宅の特定設備に供給する。
 プラウドシティ日吉は、事業主体が野村不動産、関電不動産開発、パナソニックホームズの3社で、東京ガスはガス供給とエネルギーマネジメントの技術協力を結んでいる。電力調達からエリア内の電力販売、省エネ高効率機器の導入、エリア全体のエネルギーマネジメントなどを実施するESP(エネルギー・サービス・プロバイダー)事業は、関電エネルギーソリューションが担当する。
 集合住宅3工区362戸と商業施設2工区の施設整備を進めており、施工は三井住友建設が担当している。最終的な総計画戸数は約1320戸となっている。

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