【隈研吾氏設計】九谷焼創作工房「セラボ・クタニ」完成 ものづくり現場感と環境技術を同時に体験 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【隈研吾氏設計】九谷焼創作工房「セラボ・クタニ」完成 ものづくり現場感と環境技術を同時に体験

 隈研吾氏が設計した九谷焼創作工房「九谷セラミック・ラボラトリー(セラボ・クタニ)が石川県小松市に完成した。24日に開業する。
 同市若杉町の敷地2700㎡に木造平屋建て約610㎡の規模で建設した。「大地と有機的につながるおおらかな平屋建築」という設計コンセプトのもと、屋根は小松マテーレの緑化基盤材「グリーンビズ」を使って緑化し、周囲の田園風景に溶け込んだ外観を生み出している。施設内には製土工場、ギャラリー、体験工房、レンタル工房、外土間が配置され、石川県九谷窯元工業協同組合が運営する。

関係者がテープカット

 22日に現地でオープンセレモニーが行われ、谷本正憲石川県知事が「産業観光の新たな拠点として期待したい」、企業版ふるさと納税で1億8000万円を寄付し、事業を後押しした小松マテーレの中山賢一会長は「お役に立てたことを社員とともに喜んでいる」、隈研吾氏は「(九谷焼という)ものづくりの現場感と、(グリーンビズなどの)環境技術という現代のものづくりも同時に味わえるミュージアムだ」とそれぞれあいさつした。
 構造設計は江尻建築構造設計事務所、施工はトーケンリンクが担当し、2018年1月から建設を進めていた。

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