【関東地方整備局】「River CycRing Project」発足 サイクリングロードから地域を活性化 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【関東地方整備局】「River CycRing Project」発足 サイクリングロードから地域を活性化

 関東地方整備局は、川の魅力を、ゆっくり・たのしく発見できるサイクリングロードを行政、利用者、地元自治体と一体でつくる『River CycRing Project』を発足した。
 整備局は利根川、荒川など8水系で1544㎞の河川などを管理しており、左右岸合計で約900㎞が既にサイクリングロードとして利用されている。河川区域と都市区域をユーザー視点のプランで結び、にぎわいのある拠点をつくり、地域の活性化を図る。
 当面の取り組みとして、JTBなどによる大学生観光まちづくりコンテスト2019に「River CycRingステージ」を設け、市区町村からステージ対象地域を、大学生からはプランを募り、9月20日にステージ本選を開く。19年度中をめどに、広報用冊子を作成・配布する予定だ。整備の状況に応じて、エリア単位の協議会を設置し、より詳細・具体的な協議を実施する。既存のサイクリングロードをさらに高度活用し、例えば群馬県庁から葛西臨海公園、国営武蔵丘陵森林公園へとつながる広域的なサイクリングロードネットワーク形成などを支援する。
 5月31日にさいたま新都心合同庁舎2号館で開かれた発起人会には、茨城県の筑西市、かすみがうら市、取手市、結城市、五霞町、埼玉県のさいたま市、桶川市、鴻巣市、北本市、上尾市、熊谷市、千葉県の野田市、我孫子市、上里町、栃木県小山市の発起人15自治体のほか、オブザーバーとして埼玉、千葉、茨城、栃木の各県の担当者が参加した。
 石原康弘局長は「河川空間を利用し、魅力的なサイクリングネットワークを構築し、地域の活性化に資する『River CycRing Project』を立ち上げる」と語り、日光から館山へと縦断するルートを例として挙げた。国土交通省水管理・国土保全局の光成政和河川環境課長が来賓あいさつを述べた。

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