【官庁営繕部優良工事表彰】中電工東京本部が受賞 さまざまな創意工夫と品質管理を評価 | 建設通信新聞Digital

5月1日 水曜日

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【官庁営繕部優良工事表彰】中電工東京本部が受賞 さまざまな創意工夫と品質管理を評価

 国土交通省は16日、東京・霞が関の中央合同庁舎第2号館で官房官庁営繕部発注工事等における2019年度の優良工事等表彰式を開催した。18年度に完了した工事のうち、施工やその成果が優れていたものとして、「中央合同庁舎第3号館改修(17)電気設備工事」を施工した中電工東京本部を表彰した。
 表彰式であいさつした住田浩典官房官庁営繕部長は、優良工事の選定理由などに触れながら、「受賞者のさまざまな創意工夫による優れた施工や品質管理がなされたことなどが評価された」と強調。「本日の受賞を契機に、建設業界のさらなる発展のため、若手技術者を育成し、他の事業者の模範となるよう、ますますの尽力に期待する」と呼び掛けた。
 その後、中電工東京本部の中村隆一常務執行役員本部長が、「重要施設の施工に携わったこと、高い評価をいただき、表彰をたまわったことは弊社はもとより、業務に関わった関係社員にとっても最高の喜びであり、誇りに思う。この優良工事表彰を糧に社会に貢献できる企業として、さらに精進することを誓う」と謝辞を述べた。
 同工事は、火災報知受信盤、中継器盤、盤間幹線ケーブル、各種感知器などの更新を、施設を運用しながら行う改修工事だった。各室を調査して施工段階での館内への影響を検証し、業務などの施設運用に支障がないよう施設管理者との調整を十分に行い、機密情報を扱うことにも配慮した現場管理を実践したことが評価された。
 施工に当たっては、東京本部内で各種施工検討会や品質向上会議を行い、会社組織として現場をバックアップすることで、高い品質と安全性の向上を図った。また、女子トイレや女子更衣室などの作業を女性技術者・技能者で行うなど、工事現場における女性の活躍推進に取り組んだことも選定理由として挙げられた。

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