新潟県鉄筋業協同組合(神田幸夫理事長)は27日、新潟市の新潟地域職業訓練センターで第2回新潟県鉄筋技能大会を開いた。同組合の会員企業から3選手が参加し、日ごろ磨いた技能を競い合った。佐藤鉄筋の広田直木氏が優勝し、11月に開かれる第3回全国鉄筋技能大会への出場を決めた。
開会式で神田理事長は「現場での修練の成果を発揮できるように実力を出し切ってほしい」とあいさつした。競技では参加者が採点、失格基準を踏まえながら、材料表や配筋図などに基づき、素早く正確に鉄筋を組み立てた。
2位は神田鉄筋工業の大湊悟氏、3位は丸孝鉄筋工業の星亘氏となった。
閉会式で神田理事長は優勝した広田氏に対して「11月に向けて精進してほしい」と呼び掛けるとともに「誰が優勝してもおかしくなかった。現場で若い人の手本となり技能を伝えてほしい」と講評した。広田氏は「全国大会に向けて頑張りたい」と話した。