【大成建設】企業報告書『統合レポート2019』を発行 SDGsへの貢献に重点 HPで公開中 | 建設通信新聞Digital

5月7日 火曜日

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【大成建設】企業報告書『統合レポート2019』を発行 SDGsへの貢献に重点 HPで公開中

 大成建設は、グループの理念や行動指針に沿った企業活動や財務報告、経営課題など、企業価値の創造に向けた同社の取り組みを網羅的に紹介する『統合レポート2019』を発行した。経営層によるメッセージだけでなく、有識者を交えた対談など、第三者である外部人材の意見や視点を積極的に取り込んだ。30日からホームページで公開する。
 統合レポートは、村田誉之社長のメッセージや、グループとしての創業からの歩みなどを紹介する「大成建設グループについて」と、20年度までの3カ年の中期経営計画に示す成長戦略や重点施策の進捗状況などを解説する「大成建設グループの持続的な成長に向けて」など計6項目で構成する。
 サスティナビリティの実現に向けた「ESGセクション」として、投資家が注目するSDGs(持続可能な開発目標)への貢献も色濃く映し出した。
 「特集」ページでは、村田社長と機関投資家であるブラックロック・ジャパンの江良明嗣氏の対談などを収録したほか、社外取締役による座談会や地方創生とSDGsをテーマにした有識者と社員によるダイアログ、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)や省人化・効率化のための技術開発などを掲載している。
 同社グループが貢献すべき特に重要な8つのESG課題と、それが企業活動に及ぼす影響をネガティブインパクト(リスク)とポジティブインパクト(機会)として対比的に整理。中期経営計画に示す事業戦略に照らし合わせながら、投資家向けにグループとしての活動の全体像を分かりやすく指し示した。
 統合レポートの発行部数は1万5000部。ESGに関するさらに詳細な情報は、10月末にホームページで追加的に公開する見通し。

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