【港区で建設中】複合施設「WATERS takeshiba」現場公開 作業員を守る暑さ対策にも注目 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【港区で建設中】複合施設「WATERS takeshiba」現場公開 作業員を守る暑さ対策にも注目

 JR東日本と劇団四季を運営する四季は、東京都港区で建設中の「WATERS takeshiba(ウォーターズ 竹芝)」を公開した。施設は、延べ約6万㎡のオフィスやホテルなどのタワー棟、延べ約3万㎡のシアター棟などで構成する。タワー棟が約8割、シアター棟が約6割となっている。

タワー棟

 タワー棟は、26階建てと高層のため、地下と地上を同時に施工する逆打ち工法を採用した。16階にあるホテルロビーは、クロス張りや電気設備などの内装工事を進めている。窓からは、浜離宮恩賜庭園を望むことができる。

タワー棟16階ホテルロビー


 シアター棟の工事は、地面の安全な場所で鉄骨を組み、クローラークレーンで鉄骨を上げブロックで付ける作業をしている。シアター内では今後、舞台と奈落、1階客席などの設置に取り組む。

シアター棟1階の客席


 作業員の安全に配慮した熱中症対策は、熱中症の危険度を作業員に周知するとともに、30分や1時間に1回の頻度で休憩できる。水分補給は、どこでも水分を取れるように持ち込み可能とした。メインの休憩所はタワー棟に1カ所、劇場棟に1カ所の計2カ所を用意した。冷房の効いた部屋で体を冷やすことができるクーリングルームを屋上などに設けた。
 設計はJR東日本建築設計、施工は清水建設が担当している。
 建設地は港区海岸1-10-30ほか。

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