三井不動産と三井不動産ホテルマネジメントは、東京都新宿区で進めてきた「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア」を22日に開業する。12日に内覧会を開き、ホテル内部を公開した。設計は日建設計と清水建設、施工は清水建設が担当した。
工事を発注した小田祐三井不動産ホテル事業部長は「都心のど真ん中に別荘を提供したいと考えた。周囲の自然や建造物との調和を意識した」と開発のコンセプトを語った。
外観に本物の杉の木を使い、五輪施設や神宮外苑の緑・地形と一体となるデザインを実現した。正面に位置する新国立競技場の中心地から、五輪にちなんで半径202.0mの曲線・曲面を施して弧を描いたフォルムもこだわりの1つだ。
ホテル運営を担う足立充三井不動産ホテルマネジメント社長は「当ホテルの開業で全国30ホテル、7837室の展開に至った。神宮の杜プレミアはお客さんの記憶に残り、滞在価値を高めることを目標に食事や睡眠、大浴場に至るまで充実させた」と述べた。
レセプションロビーには、石と木を基調とした200㎡超の開放的な空間が広がる。明治神宮外苑水泳場跡地に位置することから、大浴場には水泳場ゆかりのアートやパネルを配置した。
規模はS・RC造13階建て延べ1万5877㎡。客室数は362室を備える。建設地は霞ヶ丘町11-3の敷地4330㎡。