【木造建築シンポジウム2019】テーマは「"木"がつくる都市の未来」基調講演に隈研吾氏が登壇 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【木造建築シンポジウム2019】テーマは「“木”がつくる都市の未来」基調講演に隈研吾氏が登壇

 ヒューリックは、木造建築物の可能性を広め、CO2削減と森林保全を目的に、東京都千代田区のヒューリックホール東京で「木造建築シンポジウム2019」を開いた。テーマは「“木”がつくる都市の未来」。建築家の隈研吾氏が「コンクリートから木へ」と題して基調講演し、新潟県長岡市の『シティホールプラザアオーレ長岡』など国内外で手がけた木造建築を紹介した。
 「都市部における木材需要の拡大を目指して」をテーマとしたパネルディスカッションもあり、隈氏のほか、隅修三東京海上日動火災保険相談役、亀井忠夫日建設計社長、宮下正裕竹中工務店会長が登壇。ジャーナリストの福島敦子氏のコーディネートでそれぞれの取り組みと木造建築への思いが語られた。
 このなかで隅氏は、周りの人に木は高いビルにも使えることを話してほしいと述べた。宮下氏は木が都市の中に増えると風景ががらっと変わる、亀井氏は、身近に木造建築があることで体感でき理解も深まるなどと話した。これらを踏まえ、隈氏は木造建築の技術は世界で引っ張りだこになる分野だと思うと分析した。

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