【2025年日本国際博覧会協会"いのちの輝きプロジェクト"】テーマ館関連の整備事業3件を公告 | 建設通信新聞Digital

4月24日 水曜日

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【2025年日本国際博覧会協会“いのちの輝きプロジェクト”】テーマ館関連の整備事業3件を公告

2025年日本国際博覧会協会は、万博の中核事業となる「いのちの輝きプロジェクト」で建設する八つのテーマ館のうち、3館の建設に着手する。10日付で「2025年日本国際博覧会施設整備事業テーマ館『いのちを育む』河森P」と「2025年日本国際博覧会施設整備事業テーマ館『いのちを響き合わせる』宮田P」「2025年日本国際博覧会施設整備事業テーマ館『いのちを磨く』落合P」の3件の一般競争入札を公告した。

いずれも総合評価落札方式(簡易型)を適用し、9月6日までに名簿登録を受け付ける。入札書は10月14日まで電子入札システム、技術審査資料は10月17日まで整備局会場整備部建築2課への郵送で受け付ける。10月28日に開札し、11月中旬の落札決定を経て11月下旬に基本協定を結ぶ。

参加資格はいずれも、単体かJV、単体と設計企業グループ、JVと設計企業のグループのいずれか。JVの構成員数は2社とし、単体とJV代表は経審の「建築一式」の総合評定値が1200点以上、JV構成員は1000点以上。設計企業は1級建築士事務所。施工・設計企業は00年度以降、延べ1000㎡以上の展示場や博物館、美術館新築の各業務実績を求める。

3件とも、概要は各プロデューサーによるテーマ館の実施設計、施工、工事監理、会期終了後の解体撤去。

河森Pの「いのちを育む」イメージパース

河森館の施設規模は、9棟延べ約1400㎡。事業スケジュールは実施設計が23年11月末まで、施工と工事監理が25年1月末まで、解体撤去が同年10月中旬から27年2月末まで。予定価格は10億4549万円(税別、以下同)。

テーマは「いのちを育む」で、迷路のようなパビリオンを探検することで、来場者は地球のあらゆる場所へとつながる「いのち」を映す窓を発見する。

宮田館の施設規模は、1棟延べ約500㎡。実施設計が23年9月末まで、施工と工事監理が24年9月末まで、解体撤去が25年10月中旬から27年2月末まで。予定価格は14億0253万2000円。

テーマは「いのちを響き合わせる」で、会場の「静けさの森」に溶け込む不定形の大屋根を建設する。文明の転換点の中で世界を共創する体験ができる展示を目指す。

落合Pの「いのちを磨く」イメージパース

落合館の施設規模は、1棟延べ約1600㎡。実施設計が23年8月末まで、施工と工事監理が24年9月末まで、解体撤去が25年10月中旬から27年2月末まで。予定価格は6億3620万6700円。

テーマは「いのちを磨く」で、訪れた人々の身体をデジタル化し、有機的に変形し自律的に動作する身体と対話する合わせ鏡を再発明する。

いずれも建設地は大阪市此花区夢洲。



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