【全鉄筋・第3回TETSU-1GP】地区予選を勝ち抜いた33人の選手が出場 優勝は富田興業の和田氏 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【全鉄筋・第3回TETSU-1GP】地区予選を勝ち抜いた33人の選手が出場 優勝は富田興業の和田氏

 全国鉄筋工事業協会(岩田正吾会長)は24日、第3回全国鉄筋技能大会「TETSU-1 GRAND PRIX」を静岡県富士宮市の富士教育訓練センターで開いた。大会には各地区の予選を勝ち抜いた33人の選手が出場し、日ごろ鍛えた技を競った。選手や大会関係者100人のほか、約600人が来場し、大会は大いに盛り上がった。

33選手が日ごろ鍛えた技を競った

 競技は前後半に分けて行われ、組立時間(速さ)と出来栄えや正確さなど厳正な審査の結果、最優秀賞(第1位)の国土交通大臣賞には関西代表の和田浩茂氏(富田興業)が輝き、トロフィーや賞金などが贈られた。前回大会の谷口圭氏(同)に続き、関西代表が連覇を果たした。
 準優勝(国土交通省土地・建設産業局長賞)は北海道代表の松本兼一氏(丹羽鉄筋興業)、第3位(全国鉄筋工事業協会長賞)は長野代表の中村翼氏(マルゼン建鉄)がそれぞれ受賞した。また、参加者全員に参加賞が贈られ、出場選手を代表して選手宣誓した愛知県代表の高橋喜継氏(マツダスタール)が受け取った。

右から優勝した和田氏、準優勝の松本氏、3位の中村氏

 最優秀賞を受賞した和田氏は「会社や仲間の後押しがあったから優勝できた。この半年、優勝目指し自分自身も仲間も時間を削って練習してきた。仲間に迷惑をかけたが、優勝できたので良かった」と安堵の表情を浮かべ、「これからも品質とともに安全作業で頑張っていきたい」と力強く語った。また、第1回大会で3位の全鉄筋会長賞を南昌宏氏が受賞しており、富田興業の所属の選手は3大会連続での入賞を果たしている。「恵まれた環境でやらせてもらった」ことに感謝した。また、中学卒業後、「先輩の姿を見て、この仕事がやりたいと思い、親の反対を押し切って鉄筋業界に入職した」だけに、「優勝できて、少し恩返しできたのでは」とも。

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