神奈川県鉄筋業協同組合(阿部政彦理事長)は23日、横浜市の神奈川県立産業技術短期大学校で第3回全国鉄筋技能大会(TETSU-1 GRAND PRIX)の神奈川地区代表決定予選会を開いた。各社から推薦された6人が参加し、日々の現場で培った技を競い合った結果、サンワ工業の小林隆氏が優勝し、3連覇を果たした。優勝者は11月24日に静岡県富士宮市の富士教育訓練センターで開かれる全国大会に出場する。
審査を終え、阿部理事長は「競技時間は1時間30分程度だが、精神的には1日仕事したような疲労感があるだろう。非常にレベルの高い予選会だった。2年後にまたチャレンジしてほしい」と参加者をねぎらった。全国大会に進む小林氏は「全国大会では、三度目の正直で頑張りたい」と抱負を述べた。
天内実行委員長は「小林氏は、標準時間内に正確で丁寧な仕事をした。全国大会までに微調整し、ぜひ優勝してほしい」と期待を寄せた。