【JR東海・リニア工事】日吉トンネル新設南垣外工区の現場を公開 工期は2026年9月30日まで | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【JR東海・リニア工事】日吉トンネル新設南垣外工区の現場を公開 工期は2026年9月30日まで

 JR東海は26日、リニア中央新幹線工事となる岐阜県瑞浪市の「中央新幹線日吉トンネル新設(南垣外工区)」の現場を公開した。施工は、清水建設・大日本土木・青木あすなろ建設JVが担当している。工期は2026年9月30日まで。約400mの南垣外非常口となる斜坑の掘削工事が完了した。発生土運搬用ベルトコンベヤーを設置し、本線トンネルの掘削工事を進めている。

ヤード内全景

 日吉トンネルは、総延長14.5㎞のうち7.4㎞が工事掘削範囲となる。本線トンネルの工事の進捗は1割強で、東側の掘削が660m、西側は230m進んでいる。
 工事は、NATMを採用し、1日に約4-6m程度進んでいる。運搬ベルトコンベヤーを設置したことで、トラックなどの運搬で地域住民の交通を妨げることなく、2㎞先の発生土置き場まで運搬できる。
 加藤覚岐阜工事事務所多治見分室室長は、「工期内に掘り上げることは心配していないが、自然の中であるため、山の環境を確認しながら安全に掘り進める」と述べた。

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