【動画ニュース】リニア神奈川県駅でプロジェクションマッピング/JR東海、奥村組ら | 建設通信新聞Digital

4月18日 木曜日

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【動画ニュース】リニア神奈川県駅でプロジェクションマッピング/JR東海、奥村組ら

 

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リニア中央新幹線工事現場法面にプロジェクションマッピング
 


 
 JR東海、奥村組、東急建設、京王建設、日本国土開発の5社は4日まで相模原市で進めている中央新幹線神奈川県駅(仮称)の工事現場で、イベント「さがみはらリニアビジョン」を開いている。1日からの4日間で約2600人が訪れる予定で、中央新幹線の工事現場で開く住民向けの大規模イベントは今回が初という。

 初日には黒岩祐治神奈川県知事、本村賢太郎相模原市長、赤間二郎衆院議員を来賓に招き、プロジェクションマッピングの点灯式を行った。

 式典の冒頭、JR東海の金子慎社長は「神奈川県駅は19年11月に工事着手して以降、多くの関係者の協力を得ながら着実に工事を進めてきた。現在は地下に駅を構築するため地中掘削工事を進めており、県立相原高校跡地全体を工事ヤードとして使うことで、大規模で効率的な掘削が可能となった。このイベントを通じて、中央新幹線の事業や工事への理解を深めていただく一助にしたい」と述べた。

 黒岩知事は、「ロボット産業特区の中心である相模原に、新たなリニアの駅ができる。未来の都市を感じられるような、素晴らしい都市ができあがることを確認しながら、夢を持って希望を持って、この工事を皆で盛り上げていきたい」と語った。

 式典後に記者団の質問に応じた奥村組の奥村太加典社長は、「工事現場の法面を使ったプロジェクションマッピングは滅多にないこと。相模原近隣の方がこの映像を見て、リニア中央新幹線の開業を心待ちにされる。わたしどもは工事の安全と地元の方々に迷惑をかけないように、しっかりと今後も工事を進める」と決意を示した。

 イベントでは、工事現場の大規模な掘削斜面に中央新幹線計画や駅工事の概要に関するプロジェクションマッピングを縦約15m×横約30mサイズで投影。工事で使用している大型の重機の展示、掘削土で造成した盛士の上に登る体験なども実施している。

 神奈川県駅(仮称)はリニア中央新幹線のうち、品川駅と山梨県駅(仮称)の間に位置する。建設地は相模原市緑区橋本2丁目。同駅は深さ約30mの地下3階建て、延長約680m、最大幅約50mの大規模地下構造物で、ホーム2面、線路4線で計画。予定工期は2027年3月末まで。奥村組・東急建設・京王建設JVが施工している。
 



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