オカムラが5、6の両日に大阪市の関西支社・大阪ショールームで開いた「オカムラフェアin大阪2019」は、多くの来場者に沸いた。企業における働き方改革の進展を背景に、オフィスリニューアルへの関心の高まりが浮き彫りになった格好。来場者数は昨年に比べて24%増の約2700人にも達した。
有吉真二関西支社長は4日の記者説明会で「現在の大阪地区ではオフィスの新規供給が少なく、オフィスの移転需要は低迷しているものの、企業の働き方改革に対する関心が高まり、提案依頼は増加基調にある」と強調。フェアの展示を解説した金山昌司関西デザインセンター所長は「働き方が多様化する中で所属意識を高める一体感を生み出す空間づくりが大切だ」と提案の狙いを明かした。
具体的に同社は、チームの一体感を高める仕掛けとして目的に合わせてさまざまな選択が可能な拠点「BUSHITSU」を提案し、シンプルデザインを強く意識した「Lives」シリーズなどの新製品も多数展示した。