【次世代の担い手へメッセージ】若手現場技術者の声 国交省官庁営繕部HPにて公開中 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【次世代の担い手へメッセージ】若手現場技術者の声 国交省官庁営繕部HPにて公開中

 国土交通省は、建設業における担い手確保の取り組みの一環として、官庁営繕工事に携わる若手技術者へのインタビューを同省官房官庁営繕部のホームページ(HP)に掲載した。2019年度に完成予定の財務省本庁舎改修工事と赤坂迎賓館前公園施設新築工事、特許庁総合庁舎改修工事の元請企業に所属する4人の技術者に仕事のやりがいや魅力、現場で大切にしていること、学生など建設業を志す次の世代へのメッセージをまとめている。
 例えば、赤坂迎賓館前公園施設新築工事に携わった鉄建建設の加藤柚衣さんは、「3Kのイメージが強いこの業界ですが、女性も安心して働ける環境は整いつつあると感じています。現場に少しでも興味がある女性には『職人さんは怖くないよ。体力と忍耐力に自信があればお薦めだよ』と言いたいですね」と、現場監督を目指す人へのメッセージを伝えている。
 官庁営繕部ではこれまでも、下請企業の主任技術者や職長など主要な工事関係者を「銘板」にして、施工個所などに掲示する取り組みや、迎賓館赤坂離宮の改修工事に携わった工芸美術の職人をリスト化して、官庁営繕部のHPにその名簿を掲載する取り組みなど、建築ものづくりの魅力発信を行ってきた。「官庁営繕を含む建設業に興味をもって、入職してくれる人が増えれば」(同部)と期待を寄せる。

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