【全社員参加型】働き方改革「ワークスタイル変革」体現へ 3施策を具現化 高砂熱学工業 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【全社員参加型】働き方改革「ワークスタイル変革」体現へ 3施策を具現化 高砂熱学工業

 高砂熱学工業は、全社員参加型の働き方改革である「ワークスタイル変革」の体現に向け、3施策を具現化した。営業所をリニューアルしたほか、オフィス勤務者を対象に11月からオフィスカジュアルの通年実施を始めた。また、現場社員のユニホームを27年ぶりに刷新し、2020年1月から順次移行する。
 同社は、「Find New Way-みんなで、幸せな生き方を、つくろう。」というスローガンを10月に策定。ワークスタイル変革として、(1)自分らしく働く:自主性を尊重(時間と場所の選択)(2)仕事を加速させる服を着る(3)時間の使い方を考える:仕事内容に応じた柔軟な働き方ができる勤務体制の検討と導入(4)外勤(現場勤務)通勤負荷の軽減(5)場所を選ばない就業環境の整備--の5つを目指す方向に定め、働き方改革を進めている。
 目指す方向のうち、今回は「自分らしく働く」と「仕事を加速させる服を着る」を具現化した。

新現場ユニホーム。左から夏シャツ・ズボン、通年ジャケット・シャツ・ズボン、夏シャツ・ズボン、通年ジャケット・シャツ・ズボン、防寒ジャケット

 同社は既に支店のリニューアルを実施しており、今後は営業所のリニューアルを順次進めるとともに、東京都新宿区の本社や東京本店などもリニューアルする。営業所の初弾リニューアルは、東京本店多摩営業所(東京都立川市)で、10月に営業所を移転し新オフィスとしてオープンした。デスクや什器類は木目調と黒を基調にしたカラーで統一し、照明はLEDを採用、窓際を植栽した。
 新オフィスは船場との協働によって完成させた。仕事の内容に応じて最適な環境を選べる「Activity Based Working」の考えをフリースペースに採用して、サテライトオフィスとしても活用できるワークサイトとした。
 通年実施を始めたオフィスカジュアルは、全社で展開。スーツ・ネクタイの着用は顧客訪問時以外は必須とせず、ジーンズ・スニーカーも認めている。
 今夏の省エネイベント期間中に社員から働き方改革などをテーマとしたアイデアを募ったところ約200件が集まり、社員投票した結果、オフィスカジュアルの通年実施が最多得票数だったことから導入を決めた。
 刷新する現場ユニホームは、▽シャツ(通年・夏)▽パンツ(通年・夏)▽ジャケット▽防寒ジャケット▽帽子--の既存7アイテムに「防寒ベスト」を加えた計8アイテムを現場社員に配付する。
 新ユニホーム導入に当たっては、入社10年以内の若手社員を中心に試着会を複数回実施するなど、約1年の検討期間を経て決定した。スリムなシルエットや清潔感、プロフェッショナルなイメージをデザインに反映させた。また、各アイテムに合わせた素材と裁縫手法、男性・女性の特徴に合わせた仕様、使いやすさを考慮したポケット採用などによって機能性も向上させた。カラーは、ネイビーをベースに落ち着いた配色とした。廃棄する約1万着のユニホームはすべて回収し、ポリエステル製品やバイオ燃料に生まれ変わるリサイクルを行う予定。

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