YKKグループが富山県黒部市で建設を進めている持続可能なまちづくり・住まいづくりのプロジェクト「パッシブタウン」が新しいステージを迎える。YKK不動産の吉田忠裕社長は23日、4-6街区の着工に向け、設計者選定に入っていることを明らかにした。近く決定し、来春までに公表する。
今後スタートする4-6街区の計画について吉田社長は、来春までには1-3街区の評価結果を踏まえた上で「これまでとは目的を変え、違うアプローチで深掘りした内容を発表したい」と述べ、新たなテーマや手法で取り組んでいく考えを示した。3街区までの評価結果については海外からの関心も高く、4街区以降の設計者も国内外の建築家の中から選ばれる見通しだ。「(1-3街区から)時間も経過して状況も変わり、以前は使えなかった技術も使えるようになった」と述べ、新技術の採用にも取り組んでいくことを明らかにした。