【業務提案時間削減】コクヨ 3Dパース・家具見積書自動作成ソフト「GRIP」を順次導入開始 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【業務提案時間削減】コクヨ 3Dパース・家具見積書自動作成ソフト「GRIP」を順次導入開始

 コクヨは、3Dパース・家具見積書作成を自動化するソフトウェア「GRIP(グリップ)」を1月に首都圏エリアから順次導入し、オフィス提案業務の時間削減を進める。
 従来のオフィス提案業務では、2Dのオフィスレイアウト図から複雑な家具配置ルールをチェックし、家具の品番や数量を拾い出して、積算書を作成していた。この業務には、多くの工数や長時間の教育研修が必要という課題があった。その解決のため、コクヨはスウェーデンのコンフィグラ社とともに2年をかけて独自ソフトウェア「GRIP」を開発した。

GRIPの作図積算業務のプロセスイメージ

 「GRIP」はコンフィグラ社のパッケージウェア「CET Designer」をベースに、コクヨのオフィス家具の2D・3Dモデルなどの情報と、レイアウトルールを組み込んだプログラムによって構成されている。
 コクヨの実務検証では、オフィスレイアウト図面から家具品番などの拾い出し作業に「GRIP」を用いた。作業時間は、検証した社員15人の平均で約120分から約60分へと半減した。同社はこの効率化によって、顧客への提案品質やスピードを高められると見込む。

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