コクヨは、オフィス空間設計の業務支援を目的として、画像生成AI(人工知能)とコクヨの設計ノウハウを融合した「オフィススタイルAI」を開発した。11月から営業部門・設計部門で運用している。

　同システムでは画像生成AIを使い空間パースや画像を、瞬時にスタイルを変えた画像へ変換。言葉だけでは伝わりにくい空間イメージを、高品質な画像として柔軟に可視化することを可能にした。時間のかかる3Dパースの作成も不要で、数十秒で素早くビジュアルを提示。顧客が求めるイメージを短時間で画像化できる。

　コクヨの豊富なオフィスデザインノウハウやテイストもテンプレート化し、37のテンプレートから選ぶことが可能だ。アイデアの広がりに応じて多様な選択肢を迅速に生成・提示できる。

　今後は、商談利用への拡大や、画像だけでなく動画や3D、家具などへ生成AI技術を取り入れながら、空間構築事業の生産性と品質の向上、生成AI活用による顧客体験価値の向上を目指す。


【公式ブログ】ほかの記事はこちらから


建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら