【低コストで廃材抑制】URとナオス・テック リフォーム向け床張りシート施工方法開発 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【低コストで廃材抑制】URとナオス・テック リフォーム向け床張りシート施工方法開発

 都市再生機構(UR)とナオス・テック(東京都墨田区、平間圭二代表取締役)は、施工音低減、工期短縮、低コスト化、廃材抑制につながるリフォーム向け「フローリング用床張りシート施工方法」を開発した。必要な事業者などには広く技術提供する。

既存フローリング床に張る特殊シート

 マンションなど共同住宅のフローリングリフォームでは、コストや工期、施工音についてのクレームなどが課題となっている。
 新しく開発した施工法は、既存のフローリングの撤去が不要で、下地処理、シート張り、仕上げの3ステップで完了するため、廃材が出ず、音の出る機材を使用しないため施工音の心配もない。
 シートには凸版印刷の協力で開発した厚さ約0.2mmのオレフィンシートを採用する。
 フローリング柄を印刷しており、耐久性・耐水性にも優れ、既存のフローリング床のほか、上がり框や床見切り、階段仕上げなどの細かい個所にも施工できる。
 シートの接着面は、オカノの協力で開発したのりを採用。平温での実験のほか、床温度を上昇させた耐久性・粘着力の試験も実施し、床暖房のフローリングにも施工可能なことを確認した。

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