【前田建設ICI総合センター】「ICI INNOVATION AWARDS」 コロナと向き合う4社を選定 | 建設通信新聞Digital

5月14日 火曜日

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【前田建設ICI総合センター】「ICI INNOVATION AWARDS」 コロナと向き合う4社を選定

 前田建設のICI総合センターは25日、新型コロナウイルスの対策やコロナ後のテクノロジー、サービス、 アイデアを募集していた「ICI INNOVATION AWARDS」の最終審査を開き、「VSコロナ部門」で最優秀賞2社、特別賞1社、「Withコロナ部門」で最優秀賞1社、特別賞1社、「Afterコロナ部門」で最優秀賞1社を選定した。今後、ICIとして資金支援や共同実証試験、 共同開発などに取り組み、早期の社会実装を目指す。

ICIイノベーションアワーズ最終審査会の発表者や審査委員ら

 最終審査会の冒頭、三島徹也執行役員ICI総合センター長は「コロナウイルスに対峙してきたことで、アフターコロナの社会構造は不可逆的に変わる。ICIは、新しい社会構造の変革をチャンスと捉え、安心・安全と経済成長を両立し、いままでにない付加価値のある新しい暮らしを歩む。その第一歩が今回のアワーズだ」と、今回のイベントの趣旨を説明した。
 ファイナリストの計10社(VSコロナ部門、With and Afterコロナ部門各5社)は、テレビ会議システム上でアイデアや技術、製品をプレゼンテーションした。
 VSコロナ部門最優秀賞の「フューチャースタンダード」(発表者=鳥海哲史代表取締役)は、映像解析プラットフォームを活用して自動で行動を記録する企業向けのツールを開発した。「五合」(同=小川宏二代表取締役)は、無機塗料「ゼロクリア」と消毒用次亜塩素酸ナトリウムを使った建材などの製品を提案した。Withコロナ部門最優秀の「シティーデジタル」(同=飯田康彦ビジネスダイレクター)は、セントラルキッチンを配置して食品を遠隔輸送し、ネット空間でコミュニケーションを取る新しいレストランの形を熱弁。Afterコロナ部門の最優秀賞となった「JSIC Research Group」(同=彭思雄リサーチアシスタント)は、リモート会議参加者の表情や会話のデータからチームワークの度合いを可視化するサービスを発表した。
 VSコロナ部門特別賞は「リンクバイオ」(同=稲見有希社長)は「感染症検査用素子アプタマーの超速創生」、Withコロナ部門特別賞の「レスティル」(同=足立直隆代表取締役)は「狭域商圏ECプラットフォームを活用した『地域コミュニティビジネス』」を提案した。

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