【有効な取り組み特定へ】東京建物とPXDT 知的生産性を可視化する共同研究開発を開始 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【有効な取り組み特定へ】東京建物とPXDT 知的生産性を可視化する共同研究開発を開始

 東京建物と、インタフェース技術を研究開発する大学発ベンチャー企業のピクシーダストテクノロジーズ(PXDT、東京都千代田区)は、オフィスワーカーの知的生産性を可視化・向上させる共同研究開発プロジェクトを開始する。

オフィス内のイメージ

 東京建物のオフィスビルで、PXDTによる空間開発技術「KOTOWARI」を活用し、知的生産性を向上させる施策のデータ分析・可視化を行う。その結果から、オフィス空間でオフィスワーカーの知的生産性を向上させる取り組み・施策を特定する計画だ。研究成果を踏まえ、東京建物が提供するオフィスビルで、生産性向上につながる施策を積極的に導入していく。
 IT技術の進展によってビジネスや生活を変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)がさまざまな分野で進んでいる。一方で、「フリーアドレスの導入」「仕事の合間にフィットネスを利用する」「オフィスを緑化する」といった取り組みがオフィスワーカーの知的生産性向上に寄与するとされているものの、実際にそれらによってどれほど知的生産性が向上したかをデジタル化する取り組みは進んでいない。こうしたことから両社で、知的生産性を向上させる施策のデータ分析・可視化を目指すことにした。
 落合陽一氏が代表取締役CEOを務めるPXDTは、インタフェース技術を研究開発し、連続的に社会実装をしていく大学発ベンチャー企業。「人類と計算機の共生ソフトウェア基盤を構築する」を経営理念として、生活に溶け込むコンピューター技術の開発を目指す一方、産学連携によって「現場」で生じる問題の解決に向けたオープンイノベーションの促進に取り組んでいる。

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