【どこでも働ける環境創出】戸田建設が逗子市 「地方連携型ワーケーション」実証で連携 | 建設通信新聞Digital

4月16日 火曜日

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【どこでも働ける環境創出】戸田建設が逗子市 「地方連携型ワーケーション」実証で連携

 戸田建設は、神奈川県逗子市と共同で地方創生・働き方改革への取り組みである「地方連携型ワーケーション」の実証を開始する。同社が逗子市の所有する不動産(逗子市逗子5-4-33の逗子会館)の一部を借用して内装のリノベーション工事を実施、テレワーク可能なオフィス空間として整備した。

3階内装

 実証のテーマである『ワーケーション(Workation)』は、Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。会社のオフィスとは異なる“非日常”環境の中で仕事をすることで、個人の集中力や生産性の向上、チームビルディングにも有効であるとされている。
 都市部への人口の集中が進む中で、地方創生や官民連携をキーワードにワーケーション自治体協議会に参加している逗子市と連携。逗子市が地元の飲食やレジャーなどコンテンツの紹介、戸田建設がオフィス空間の整備を担うことで、逗子市を舞台に時代のニーズに合った“どこでも働ける環境づくり”を目指す。
 新たに開設したテレワークオフィスは逗子会館2階の55.6㎡(10席)と3階69.9㎡(15席)。テレワークを推進している企業の部署やプロジェクトチーム単位で会議やセミナー、研修、チームビルディングでの利用を想定している。ホームページは(https://todaworkation.wixsite.com/zushi)。利用料金やプランは逗子市との協議によって決定する見通し。
 実証実験の期間は2021年6月30日までの1年間。7月1日~8月31日までを利用料金が無料となるモニター利用期間に設定している。
 期間中に利用者に対する利用満足度や継続利用の可能性などアンケートを実施。利用者からの情報や逗子市・利用者に与える効果などを検証・分析することで、時代のニーズに合った働き方ができる場所・空間の提供など、本格的な事業化を目指す。

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