アズビルは、平常時には一般病室として使用している病室を、必要時に室内気圧を低くした陰圧に制御することによって感染症対応病室に切り替える「パンデミック対応空調システム」のソリューション事業を強化する。感染症患者専用の病室を常設しなくても、感染症への対応力を確保でき、医療機関の経営に貢献する。
同システムは、室内気圧のスムーズな切り替えと安定した維持を実現した風量制御バルブInfilexVNを活用する。気流方向と流入風量が常に一定であるため、他区域に空気が漏れることがなく、空気や空気に触れる物品を通した感染を防止する。切り替えはパソコンの操作で簡単に行える。
これまで同社は、主に研究室や実験室向けとしてこの技術を活用してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、医療施設向けのパンデミック対応空調システムとしての提案を強化する。
公式ブログ
【一般病室を感染症対応に】アズビル 「パンデミック対応空調システム」提案事業を強化
[ 2020-06-26 ]