アズビルは、空調の快適さと省エネルギーに貢献するビル向けの新システム「赤外線アレイセンサシステム」の販売を始めた。赤外線を検出するセンサーによって在室者の増減や日射、OA機器の表面温度を計測し、室内空間の温度変化の兆しを捉えて制御する。これにより室内温度が変化する前に、常に快適な空間を実現できる。初年度に3億円の売り上げを目指す。
また、人の位置と推定人数を基にした制御によって、不在エリアは空調を弱め、照明を暗くするなどして省エネルギー化ができる。センサーは、室内に調和する形状を採用し、設置方法や天井の高さに応じた豊富なラインアップを取りそろえ、多様な設置方法に対応する。
システムは、建物の受け付けエリアや会議室など、人の出入りの多い広い空間での快適性と省エネルギーの両立に最適という。防犯対策、データセンターの温熱環境の異常診断など、安全・安心が求められる用途への展開も予定している。
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