【インターフェックス ジャパン】医薬品・化粧品の研究開発・製造技術展示会に建設企業がブース出展 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【インターフェックス ジャパン】医薬品・化粧品の研究開発・製造技術展示会に建設企業がブース出展

 3日から東京都江東区の東京ビッグサイトでスタートした医薬品・化粧品の研究開発・製造技術における国内最大の展示会「第21回インターフェックス ジャパン」に複数の建設企業がブースを出展、自社が持つ技術やシステムをPRしている。展示会の開催は5日までとなっている。

◆アバターで省人化/大成建設
 大成建設は、医薬品などの生産施設における新しい自動化技術として、より手作業に近い感覚でロボットアームを遠隔操作することができる「力触覚伝達型遠隔操作システム」を展示。生産工程の省力化・自動化に役立つ最新の技術として関係者の関心を集めている。
 力触覚伝達型遠隔操作システムは、モノをつかむ力加減(触覚)を双方向に伝達することで、遠隔地にあるロボットアームを自らの“分身=アバター”のように扱うことができる点が特徴。熟練した「人の手」に頼っていた工程をロボットアームが代替することで省人化・省力化を図っていく。
 AI(人工知能)と連携させることで、例えば、瓶に入った液体を決められた分量だけ正確に移し替えることも可能。ロボットアームでの再現は困難とされていた医薬品の製造や化粧品の調合を高精度で行うなど、生産施設における働き方を大きく変革することが期待されている。

大成建設ブース

◆丸ごとCR免震/竹中工務店
 竹中工務店は、ユーザーの要望に応えて開発した再生医療向け「次世代CPCコンセプトモデル」や、地震からクリーンルームを丸ごと守る「部屋免震システム」、医薬品を製造する施設など、 特に害虫管理が求められる施設向けの防虫エンジニアリング技術など、 医薬品などの研究・製造をサポートする多彩な技術を展示・ 紹介している。
 働き方改革を支える「ワークプレイスコンサルティング」として、医薬品などの研究・製造施設の生産性を高めるための施設づくりのノウハウなども紹介。効率的に働くことができる場(ワーキングプレイス)のあり方を1つのソリューションとして提供している。
 単に施設を整備するだけでなく、施設を利用する社員や管理者の声を取り込みながら、それぞれの働き方に合わせた社員参加型の施設づくり、ワーキングプレイスづくりを提唱。ユーザーの目線を施設の設計などに組み込んでいくことで、ユーザーにとっての最適な施設整備を実現する。

竹中工務店ブース

◆室圧制御技術を出展/ダイダン
 ダイダンは、クリーンルームの室圧制御システム「バリアスマートシリーズ」、イオンの力で付着粒子を減少させる除塵システム「イオンドロップ」、実験動物飼育装置「アイラックシステム」、イス型タスク空調「クリマチェア」の4点を出展し、医薬品製造施設向けの製品、技術を広くPRしている。

◆微生物汚染を管理/アズビル
 アズビルは、空気中に浮遊する微生物や水中の微生物をリアルタイムに検出し、微生物汚染リスクを管理するシステム「リアルタイム微生物ディテクタ」の気中浮遊微生物用と水中微生物用などを展示。実製品のデモンストレーションによって商品を説明する。

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