【高所のリスクも見逃さない】SOMPOリスクマネジメント ドローンでのコンサル事業に参入 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【高所のリスクも見逃さない】SOMPOリスクマネジメント ドローンでのコンサル事業に参入

 SOMPOリスクマネジメントは、ドローンを使ったコンサルティング事業に参入する。初弾として、「ドローンによる屋根調査および浸水リスク調査」の提供を始めた。年間20件、約1200万円の受注を目指す。
 高所や屋根などの点検は一般的に、足場の準備や作業者の安全確保など、費用と時間がかかる。点検ができず、屋根の浮きなどの発見が遅れ、風災や水濡れの損害につながることが少なくない。
 地面の高低差を踏まえた浸水想定について、目視では平たんに見えても実際には高低差がある場合があり、詳細な地形を把握する必要がある。
 屋根調査と浸水リスク調査は、ドローンの熟練オペレーターと構造設計1級建築士を中心としたチームで調査に当たる。台風などによる風水害に備えるべき建屋の屋根と敷地の浸水リスクを調査する。オプションで、3D浸水アニメーションの作成や、調査状況をリアルタイムの映像を見ながら遠隔地で確認できるドローンリモートライブ調査も実施する。
 屋根点検で必要な仮設足場が不要なほか、広範囲な調査が可能で、早期に修理が必要な個所をスクリーニングできる。画像を3次元処理することで、敷地の詳細な地形データに基づくウィークポイントの把握も可能になる。
 費用は60万円(税別)から、実施期間は約2.5カ月からとなっている。

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