【10月下旬発売】低照度でもフルHD撮影が可能 キヤノンの高感度COMSセンサー「LI7050」 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【10月下旬発売】低照度でもフルHD撮影が可能 キヤノンの高感度COMSセンサー「LI7050」

 キヤノンは、低照度環境でもカラーのフルHD動画を撮像可能な高感度COMSセンサー「LI7050」を開発した。サンプル出荷を開始しており、10月下旬に発売する。夜間でも人物や車両の色情報を確認できるほか、水中ドローンに搭載するカメラやウェアラブルカメラなどへも活用できる。
 IoT(モノのインターネット)の進展に伴い、ネットワークカメラや産業用カメラの需要が高まっている。特にフルHDや夜間でもカラー撮影できるカメラのニーズが拡大している。
 LI7050は、サイズが「1/1.8型(対角9.03mm)」、画素サイズも一辺4.1マイクロmと小型でありながら、0.08ルクスの低照度環境でもカラーのフルHD動画を撮像できる。広いダイナミックレンジを実現するHDR駆動機能を搭載しており、例えば0.08ルクスから8000ルクスまでの環境でも白とびや黒つぶれなしで撮像できるため、ビルの出入り口など明暗差の大きい状況でも高画質の撮影を実現する。
 さまざまな産業用カメラに使用されている「MIPI CSI-2インターフェース」に対応しており、幅広い機器に組み込める。任意の領域を選択して読み出す情報を削減してフレームレートを上げられるROI機能や、カメラを逆さに設置してもセンサー内で見やすい向きの画像にして出力する水平・垂直反転機能も搭載した。

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