【チタン屋根で"竜宮城"】元旦ビューティ工業 片瀬江ノ島駅改良工事の屋根改修が竣工 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【チタン屋根で”竜宮城”】元旦ビューティ工業 片瀬江ノ島駅改良工事の屋根改修が竣工

 元旦ビューティ工業は、同社の元旦チタン屋根が採用された小田急電鉄片瀬江ノ島駅改良工事(神奈川県藤沢市)で、約6カ月間の工期をかけて屋根総面積785㎡の屋根改修を竣工させた=写真。
 同駅は1929年の開業時から竜宮城デザインの駅舎で親しまれており、改良工事後の新駅舎も竜宮城のデザインを踏襲した。その複雑なデザインや社寺建築の技法に追従するため、元旦チタン屋根(本瓦棒・横葺き屋根)が採用された。
 設計はチタンの強みを活用した特注仕様とし、耐食性に優れる緑青発色チタンで屋根材を成形加工した。さらにイオンプレーティング法を使用し、金色の鮮やかさと耐候性に優れた窒化チタンを錺(かざり)金物、役物回りに配置することで、竜宮城らしい絢爛豪華さを際立たせた。また、チタン屋根により屋根の軽量化を実現したことで建物への負担が軽減し、耐震性能の向上に寄与した。
 同改良工事は、基本設計を小田急エンジニアリングと菅野企画設計、実施設計・監理を小田急エンジニアリングと清水建設一級建築士事務所、施工を清水建設、屋根施工を元旦ビューティ工業が担当した。

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