【バイオガスでSDGs貢献】鹿島と北海道鹿追町が連携 地域スマートソサエティ構想に着手 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【バイオガスでSDGs貢献】鹿島と北海道鹿追町が連携 地域スマートソサエティ構想に着手

 鹿島は、北海道鹿追町と連携し、地域スマートソサエティ構想に着手した。バイオマス資源の家畜糞尿から生産されるバイオガスによるエネルギー活用を起点に、「地域エネルギー会社や自営線ネットワーク等を利用した地域エネルギーの有効活用」「エネルギー・IoT(モノのインターネット)を活用した公共施設経営」「地域の防災・減災やBCP対策」「公共交通や町民コミュニケーションの向上を図る地域のスマート化」「地域産業振興」の5つを検討テーマとして設定し、公民連携で地域の活性化や住民サービスの向上を目指す。

地域スマートソサエティ概念図


 同社とエア・ウォーター、日鉄パイプライン&エンジニアリング、日本エアープロダクツは、同町の環境保全センターで生産されるバイオガスを活用し、2017年から環境省の実証事業となっている「しかおい水素ファーム」で水素燃料の製造から運搬・貯蔵・供給のサプライチェーンを目指した取り組みを実施している。

 10月1日には連携協定書の調印式をリモートで開き、押味至一社長と鹿追町の喜井知己町長が、鹿島本社と鹿追町役場でそれぞれ調印し、協定を締結した。

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